ファイナンス部門の採用プロセス
日本語での電話面接(日本人2人と40分程づつ)
英語での電話面接(外国人2人と40分程づつ)でした。
その後一週間程でボストンでの面接予約がきました。
面接で聞かれた内容
そしてそれらの回答にたいして、何故?何故?を繰り返してきます。
その他にもBehavior Based Question がありました。いつも聞かれたのが、チームワークの経験です。大変だったこと、そしてそれをどう乗り越えたかなども聞かれました。
レジメから沢山質問されるような時もありましたので、話すことのない内容はレジメに載せない方がいいと思います。
しかし、面接の中で一番大切だと思ったのはJPモルガンでの職務内容をしっかり理解しているかどうかだと感じました。ファイナンスは幅広い意味で用いられ、部門の中でもグループやセクターがあり、それぞれ業務内容は異なります。ファイナンス部門のなかでも具体的にどのような仕事をしていきたいのか自分のイメージを話すだけではなく、しっかりとリサーチして話す必要があると感じました。
ボストン当日は面接二つ、エキゼクティブディレクターとの日本語の面接と外人との英語の面接です。質問の内容は電話面接とあまり変わらず、ファイナンス部門の仕事内容をしっかり理解して臨むことが大事。それが終わると、ディナーに招待されます。このディナーが最終選考で、食事中も気を抜いたらいけません。このディナーを通れば、次の日の朝にオファーの契約書を渡されます。
JPモルガンの強み
JPモルガンの強みは、ほかの企業と比べ収益性は劣るが安定しているところです。
リスクへの先見性という面でも定評があり。ウォールストリートがサププライムローンでボロ儲けしている時に、JPモルガンはサブプライムローンの危険性を察知して早急に手を引いた。結果、JPモルガンがサブプライムローンによって被った損失は他の投資銀行と比べ極めて低い。
JPモルガンのCEOジェイミーダイモン氏はForrtress Balance Sheet という言葉に代表されるように比較的保守的な経営方針を持っている人である。Fortress Balance Sheet とは不況時に耐えうるような高い流動性と貸出引当金を持つバランスシートのことであると私は考えてます。違う言い方をするならば、最悪の状態を考えたうえで負債の支払い能力を確保することです。ですからその強さは不況時に現れます。現にJPモルガンは他の投資銀行が赤字になり、業務縮小をしているなかで唯一赤字を経験せず、逆に、倒産寸前になり株価が暴落したベアスターンズを破格の値段で買収することで業務を拡大していきました。
ほかの投資銀行と比べると確実に安定している投資銀行です。
オペレーション部門の採用プロセス
オペレーションは他の部門と比べて、仕事の内容が見えにくいです。面接では必ずオペレーションの仕事がどのようなものなのか理解できてるか聞いてきます。実際に投資銀行でオペレーションの仕事をしてる人から話を聞くのが一番でしょう。オペレーションはセクターも細かく分かれているので、さまざまなセクター、業界の担当者がどのような仕事をしているのか学んでおきましょう。オペレーションの志望動機、仕事内容、そして5年後のキャリアプランの質問ではっきりと答えられるように準備しましょう。