ボストンキャリアフォーラムの参加対象者・参加資格は? 公式サイト記載の3グループを分解して解説!

ボストンキャリアフォーラムの参加対象者・参加資格はどのようなものなのでしょうか?公式サイト記載の3グループを分解して解説してみたいと思います。

ボストンキャリアフォーラムの公式サイトに定義された3つのグループ

ボストンキャリアフォーラムの公式サイトを見ると、参加条件として以下の3つのグループが記載されています。

日本語力、英語力共に少なくとも初級レベルをお持ちの方で以下のいずれかの条件を満たす方:

  1. 日本国外の大学の学士又はそれ以上(修士、博士等)の学位をお持ちの方、又は取得予定の方
  2. 留学経験をお持ちの方で日本の大学の学士以上の学位をお持ち(取得予定)の方
  3. 留学経験をお持ちの職務経験者や海外での職務経験をお持ちの方

上記の3つをもう少し丁寧に分解すると、以下のような分類になります。

グループその1:海外の4年生大学を卒業予定(もしくは卒業済み)の人

このグループは、卒業まで2年以上あるインターンシップ狙いの学生と、翌年卒業予定のグループに分かれています。

卒業まで2年以上あるインターンシップ狙いの学生

卒業まで2年以上あるインターンシップ狙いの学生については、インターンシップの求人数は新卒よりも小さいですが、インターンシップを獲得できればそこからフルタイムのオファーが貰える可能性が高まるほか、翌年の練習にもなるため、参加するメリットは非常に大きいはずです。

翌年度卒業予定の学生

まずこのグループが、全体の中で最も大きいグループでしょう。DISCOの方の話だと、毎年6000人の参加者のうち、約4000人が学士の参加者と言われており、その中でも海外の大学に在籍する翌年卒業見込みの学生が最大グループになります。競争は激しいですが、内定も出やすいのが特徴です。

 

グループその2:海外の大学院に所属する修士・博士候補

DISCOの方の話だと、毎年8000人の参加者のうち、約2000人程度がこのグループに所属します。

MBA求人

DISCOの方の話だと、MBAは毎年500人前後とのことです。ビジネススクールの多くは入学時点で職務経歴書を必須としているところが多いため、ジョブマーケットとしてはMBA向け転職市場が主な主戦場となります。

具体的には、コンサルティングファームや投資銀行などが積極的にMBAを採用しています。以下はボストンコンサルティンググループの例です。

MBA以外の修士・博士

MBA以外の修士・博士は基本的には修士・博士向けの新卒求人に応募することになります。

グループその3:日本の4年生大学・大学院に在籍し、交換留学をしている人・していた人

日本の大学に在籍していても、交換留学などの経歴があれば、ボストンキャリアフォーラムの参加対象者になることができます。通常、交換留学は1年程度の場合が多く、海外大学の留学生と比較して英語力がやや劣ることが多いのが特徴です。

実は近年、このカテゴリの参加者は増加傾向にあり、旧帝大や早稲田・慶応・上智・ICSなどの難関大学の学生たちが次々にボストンキャリアフォーラムに参戦するようになっています。

また、実際のところは、留学経験がなくても、ボストンキャリアフォーラムに参加することができます。システム上弾かれることはないので、海外経験がなくても、英語力に自信がある学生は応募してみてもいいと思います。

グループその4:留学経験がある職務経験者や海外での職務経験がある人

 

昔留学をしていたことがある人や日系の4年生大学を卒業後、社会人として海外で働いた経験がある人も対象になっています。

ただ、このカテゴリは新卒ではなく転職市場になるため、新卒の求人が多いボストンキャリアフォーラムでは求人数も少ない傾向があります。それでも、全体の参加者のうち1000人ほどがこのカテゴリの参加者となっています。

しかし、参加企業の中には中途採用であることをはっきり明記した上で、ボストンキャリアフォーラムでこのカテゴリの人材を採用しようとしているところもあります。以下はアンカー・ジャパンの求人例です。