アマゾンジャパンはボストンキャリアフォーラムの常連企業です。数年前まではMBA採用しかしていなかったものの、ここ数年は学部の募集もオープンになっています。以下は2016年の募集ポジションです。
【MBA/大学院生対象インターンシップ】
– Consumer Internship
– Finance Internship
【MBA/大学院生対象フルタイム】
– Consumer Category Leader Development Program
– Consumer Product Manager Development Program
– Finance Leadership Development Program
【MBA/大学院生対象フルタイム】
– Business Specialist
– Operations Area Manager
– Operations Financial Analyst
アマゾンに応募する上で頭が痛いことの一つが、企業としての情報が少ないことが挙げられます。他の業界や企業であれば、業界本などが充実しており、様々な企業研究の資料を見つけることができますが、アマゾン、特にジャパンの場合は公開されている情報に限りがあるため、有益な資料を見つけにくいのが現状です。
そんな状況ですが、これからアマゾンジャパンに応募する学生が事前に目を通しておく価値のある書籍や雑誌が若干ありますので、このエントリで紹介しておきます。
ジェフ・ベゾス 果てなき野望
企業は創業者の影響を最も大きく受けて成長していきますが、アマゾン創業者ジェフ・ベゾスを知ることなしにアマゾンという企業を理解することは難しいでしょう。本書は、その奇才の生い立ちから現在までを詳細に追ったノンフィクションです。本書の作成にあたり、記者は300回以上のインタビューをジェフ・ベゾス本人に実施し、本書が誕生しています。
大前研一 世界を知る6つの特別講義
元マッキンゼーで経営コンサルタントの大前研一氏による世界の経済トレンドの解説本です。グローバル市場においてどのように競争環境が変化しているのかが解説されています。Amazonについても、そのビジネスモデルの本質が大前研一氏自身の言葉で解説されており、より大きなトレンドの中でアマゾンという会社だけでなく、経済全般を理解することができるようになる良書です。
週刊東洋経済 2016年3/5号 Amazon特集
秘密のベールに包まれていたアマゾンジャパンの企業の内側を特集した、非常に価値のある特集号です。以下が特集の概要ですが、アマゾン動向を理解する上で非常に有益な情報が多数含まれています。
PART1 独自経済圏の磁力
-アマゾン・プライム
-Kindle
-AWS
PART2 誰が阻止するのか
-国内強豪勢力の動向(ヨドバシカメラ、アスクル、セブンアイ・HD、楽天、ヤフー)
-出版業界(紀伊国屋書店)
その他
-従業員の現場
-ジャスパー・チャン アマゾン ジャパン社長インタビュー
インフォグラフィックで見るApple, Google, Facebook, Amazonの買収戦略
アマゾンは今やプラットフォーマーと呼ばれる4大ネット企業(アマゾン、Google、Facebook、アップル)の1角を占めています。アマゾンを理解する上では、これらプラットフォーマーの動向を理解することが非常に重要ですが、本書は各社の「買収戦略」の真実に焦点を当てて、「インフォグラフィック」の手法で解説した珍しい書籍です。この書籍を読むことで、4大プラットフォーマーがコアとなる技術や製品で優位性を築いたあと、どのような戦略や方針で買収を進め、競争優位を強めて行ったのかを理解することができます。