IT業界とは?

IT業界は、「情報・通信」と呼ばれる業界です。この業界にはいろいろなカテゴリが存在しており、それぞれ違った特徴があります。

通信

まず、通信ですが、NTT DocomoやKDDI、SoftBankなどの携帯電話のサービスを提供しています。この業界は、基本的に国内のみを市場のターゲットにしているため、ボストンキャリアフォーラムなどではあまり学生を採用しようとしていません。

ITサービス

次に、ITサービスですが、この業界はいわゆるSler (エスアイヤー)と呼ばれており、システム構築を法人向けに行い、事業を行っています。SlerとはSystem Integraterの略語で、業界用語です。大手だとNEC、富士通、NTTデータ、日立、東芝などです。日立や東芝はボストンキャリアフォーラムにもきていますし、ユーザー系Slerの勝ち組みと呼ばれる新日鉄ソリューションズも、ボストンで採用活動を行っています。大手になると、一案件で数千億円の受注をし、システム構築を進めていきます。クライアントがグローバル会社の場合は、海外で働く機会もあるかもしれません。

ソフトウェア

ソフトウェア企業とは、その名のとおり、いわゆるパッケージソフトを企業や一般消費者に販売している会社のことです。ソフトウェア企業の代表格としては、Windows製品で圧倒的な競争力を持つマイクロソフト、データベースの覇者・オラクル、ERPのトップブランド・SAPなどが該当します。マイクロソフト、オラクルはボストンの常連です。

インターネット

ネットバブルの時代には星の数ほどあったネット企業ですが、その後淘汰が進み、実力のある企業はしっかりと日本のマーケットに腰を下ろしています。検索エンジンでは日本国内トップシェアのYahoo Japan、世界の検索エンジンを制覇したGoogleなどがあります。イーコマースでは、楽天、アマゾンなどで、両社ともボストンで採用活動をしています。海外進出を推し進めている楽天、グローバルネットワークを持つアマゾンともに、バイリンガルの学生を積極的に採用しようとしています。両社ともMBAが優遇されているようです。

ハードウェアベンダー

ハードウェアベンダーとは、サーバーやパソコン、その他通信機器などを扱っている企業群です。PCやサーバーでは、IBM、東芝、NEC、デル、HPなどが火花を散らしています。通信機器では、シスコシステムズが世界のトップです。また、iPodやiPhoneで見事に復活したアップルコンピュータなども、この業界に数えられるでしょう。