アメリカへの海外旅行でスマホ(携帯)を利用するためのキャリア・サービス比較

ボストンキャリアフォーラムに限らず、日本からアメリカに旅行に行く際に絶対に必要になるのがスマホ(携帯)でしょう。ボストンキャリアフォーラムにおいては、携帯がないと企業側が連絡を取る手段がなくなるため、絶対に必要な持ち物の一つでもあります。

かつては、高額な海外ローミングサービス接続による高額請求が問題になったりしましたが、最近はどのキャリアも定額サービスが定着したため、安心して使えるサービスとなっています。では、日本から海外に行く場合にはどのような選択肢があるのでしょうか。

Contents

ドコモ、au、ソフトバンク3大キャリア+レンタルサービスの比較表

以下が、ドコモ、au、ソフトバンク3大キャリアとレンタルサービス「モベル」の料金の比較表です。

キャリア ドコモ au Softbank モベル
サービス名 海外パケ・ホーダイ 世界データ定額 アメリカ放題 アメリカ使い放題
音声通話(発信) 滞在国内:125円
日本向け:140円
その他の国向け:265円
滞在国内:120円
日本向け:140円
その他の国向け:210円
滞在国内:無料
日本向け:無料
その他の国向け:無料
滞在国内:無料
日本向け:90円
その他の国向け:90円
音声通話(着信) 175円 165円 無料 無料
パケット 最大2,980円/日 最大2,980円/日 無料 1,998円/日
申し込み 不要 事前申込必要 不要 オンライン申込

ドコモとauは通話料金もパケット量も似たり寄ったり

ドコモとauは通話料金もパケット量も似たり寄ったりです。両キャリアとも着信を受けるだけでもお金がかかるのはちょっと痛いところです。パケットは両社とも2段階定額になっていますが、最初の段階はたったの24MBの上限で1980円かかるため、実質的にはどちらも2,980円/日という金額になるかと思います。24MBはYouTube動画を一つ見たら吹っ飛ぶ容量です。

ソフトバンクはキャンペーン中で無料

ソフトバンクのアメリカ放題はキャンペーン中で現在無料です。2014年から始まったこのサービス、本来は980円/日という料金ですが、キャンペーンとして無料でサービスを提供していました。ところがある日突然キャンペーンを終了させて有料に切り替え流と発表したため大炎上。すぐに有料化を撤回し、2017年夏現在もキャンペーンが継続している状況です。

本来の料金である980円/日がドコモやauの料金よりもずっと安いのは、ソフトバンクがアメリカ携帯キャリア「スプリント」を買収し、保有しているためです。そのため利用に当たっては、アメリカ滞在中の利用キャリアがスプリントになっていることを確認する必要があります。

ドコモとauユーザーが利用料金を安くしたい場合はレンタルサービスを利用できる

ドコモとauユーザーが利用料金を安くしたい場合はレンタルサービスの利用が選択肢になります。モベルのサービスの中にアメリカ使い放題というものがあり、こちらが対象になります。ガラケーであれば、1485円で利用することもできます。利用はオンラインのクレジットカード申込で、宅配便で携帯が届き、利用後はまた宅配便で返すという流れになります。以下の通り、受取・返却の送料は無料になっているので、安心して使うことができます。

サービスの詳細についてはこちらを参照ください。

格安SIMは海外でのパケット通信ができない

近年利用者が爆発的に増えている格安SIMですが、残念ながら海外でのパケット通信は許容されていません。音声通話についてはドコモ、KDDIそれぞれの海外での音声通話料金に準拠しています。通話だけ利用する、ということであればそのまま利用すれば良いかと思います。

キャリア ドコモ系格安SIM KDDI系格安SIM
音声通話(発信) 滞在国内:125円
日本向け:140円
その他の国向け:265円
滞在国内:120円
日本向け:140円
その他の国向け:210円
音声通話(着信) 175円 165円
パケット通信 利用不可 利用不可
申込 不要 不要

パケット通信は、海外で使えるポケットWifiのレンタルサービスを併用する

やはりどうしても海外パケット通信も必要、ということであれば、海外で使えるポケットWifiのレンタルサービスと併用するという選択肢があります。ポケットWifiは以下のような小さい端末で、持ち運びが可能なインターネット通信の基地局です。

海外で使えるポケットWifiのサービス主体は幾つかありますが、グローバルWiFiは最も安く、サービスの質が高いため、利用者が多いサービスです。利用料金は、1日最大1G利用でも1470円程度です。