ボストンキャリアフォーラム(BCF)でのディナー・ランチ会は、企業と就活生がより深く交流する機会として位置付けられています。ディナー・ランチ会では、面接官や社員と直接話をする機会があり、企業や仕事についてより詳しく知ることができます。また、他の就活生と交流する機会もあり、情報交換や励まし合うことができます。
ディナーは、BCFの選考プロセスの一部ではありませんが、内定につながる重要な要素の一つです。ディナーで好印象を与えることができれば、内定に大きく近づくことができます。
ボストンキャリアフォーラムにおけるディナー&ランチ会の種類
ボストンで最終面接に進み、相手企業に興味を持ってもらえた場合は、企業からディナーまたはランチ会の招待が来ます。この企業からディナーまたはランチ会には3つの種類があります。
- 内定者向けのディナー・ランチ会
- 選考中の学生向けのディナー・ランチ会
- 内定者と選考中の学生が混ざったディナー・ランチ会
選考中の場合は、ディナーやランチ会への招待がそのまま内定に直結するわけではありませんが、内定ライン近辺にいる人は大体呼ばれると言われています。
つまり、言い換えるとこのディナー・ランチ会への招待状を得ることが、ボストンキャリアフォーラム当日のゴールである内定獲得を占う重要なマイルストーンともいえるのです。
ディナー&ランチ会はいつ開催されるのか?
ボストンキャリアフォーラムのディナーとランチ会ですが、ボストンキャリアフォーラム全体では6回のチャンスがあります。
これは、全ての企業が6回開催しているわけではなく、ランチ会を前日のディナーやランチ会を開かない企業も多くあります。
前日のディナーは、事前選考がかなり角度の高いレベルまで進んでいる場合に開催されます。
例えばビッグフォーを受けていた私の友人は、数回の面接を経て、ほぼ内定が決まっており、ボストンキャリアフォーラム前日のディナーに呼ばれた後、キャリアフォーラム当日は最終意思確認だけの簡単な面接があったそうです。
複数の会社からディナー・ランチ会の招待を受けた場合はどうするか
問題なのは、複数社からディナーの招待を同日に受けた場合です。その場合、学生は、どの企業のディナーに出席するかを選ぶ必要があります。
採用側は、このディナーやランチ会への参加を試金石に、学生の志望度を測ることになります。しかし、選考中の場合、ディナーやランチ会に参加したからと言って、内定が確約される訳ではないことは、学生にとっては頭が痛い問題だと思います。
逆に、ディナーやランチ会へ参加しなかったからといって、内定が貰えない訳でもありません。ここら辺は企業にとって、その学生がどれだけ魅力的な候補者かによって変わってくるでしょう。
このディナーとランチ会は、ボストンキャリアフォーラムにおける、企業と学生の最大の駆け引きともいえます。
ディナー・ランチ会の場所はどこか
ディナーとランチ会の場所ですが、大きく2か所あります。
- 会場内の部屋でケータリング方式
- 会場外でレストラン
レストランの場合は、時間の余裕を見て現地に向かうようにしましょう。土地勘のないところでの、しかも夜の移動は思いのほか難しいものです。
会場外のレストランでランチ会が開かれる場合は、ボストンキャリアフォーラム開催中であることから、会場からすぐ近くのレストランになります。
ディナー・ランチ会での注意点と立ち振る舞い
時間厳守を心がける
ビジネスの基本ですが、時間厳守を心がけましょう。せっかく企業があなたに強い興味を示しているのに、集合時間に遅刻してしまうようでは、印象が大きく悪化してしまいます。万が一遅刻しそうな場合は、必ず先方の企業に送れる旨、連絡を入れましょう。
ディナー・ランチ会の服装はスーツ
これは大丈夫だとは思いますが、ディナーやランチ会の服装はスーツです。ホテルに戻る時間があったとしても、キャリアフォーラム中の服装で行きましょう。
テーブルマナーは事前に学んでおく
基本的なテーブルマナーは、ボストンに来る前にネットなどでチェックしておくと安心です。
自己アピールは積極的に
ディナーやランチ会では、積極的に企業の担当者に自分をアピールしましょう。選考中であっても、内定が既に出ていたとしても、自分のことをよく知ってもらうことになんらマイナスはありません。
ケータリング方式の立食であれば自由に動けるので問題ありませんが、テーブル席の場合は、できれば、企業側の方の傍に座って、積極的にコミュニケーションを図ることができれば理想的です。
ディナー・ランチ会は社員から生の話を聞けるチャンス
就職活動はお見合いのようなものなので、応募者は企業から評価される側である一方、企業も応募者から評価される側でもあります。
その意味で、ディナー・ランチ会は社員から生の話を聞けるチャンスです。実際働き始めてどうなのか、会社の雰囲気、上下関係、勤務地がどのように決まるのか、英語をどれだけ業務で使うのかなど、さまざまな質問を尋ねてみると良いでしょう。
- 面接官や社員の話に興味を持って聞きましょう。
- 自分の考えを積極的に伝えましょう。
- 笑顔を絶やさないようにしましょう。