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【就活生必見】インターンシップに行く目的と意味とは?最新トレンドと「採用直結」の動きを解説

【就活生必見】インターンシップに行く目的と意味とは?最新トレンドと「採用直結」の動きを解説

「周りがインターンに行き始めたから焦っている」「とりあえず1day仕事体験に申し込んだ」という皆さん、少し立ち止まって考えてみましょう。

かつては「就業体験」の意味合いが強かったインターンシップですが、ここ数年でその定義や重要性は劇的に変化しています。特に、政府と経団連によるルールの変更により、「インターンシップ=採用選考の一部」という側面が非常に強くなっています。

今回は、大学生が今インターンシップに参加する本当の目的と、絶対に知っておくべき最新のトレンドについて解説します。

大学生がインターンシップに参加する3つの目的と意味

貴重な大学生活の時間を使って参加する以上、明確な目的を持つことが成功のカギです。大きく分けて3つのメリットがあります。

1. 「自分に合う仕事か」を確かめる(ミスマッチ防止)

Webサイトや説明会の情報だけで企業を選んでしまうと、入社後に「イメージと違った」というギャップ(リアリティ・ショック)が起きがちです。 実際に働いている社員の雰囲気、オフィスの空気感、業務の泥臭い部分などを肌で感じることで、「自分がその環境で働く姿」を具体的にイメージできるようになります。逆に「この業界は自分には合わない」と気づくことも、大きな成果です。

2. 早期内定や選考優遇を獲得する

後述するトレンドの通り、現在は条件を満たしたインターンシップであれば、企業は参加者の評価を採用選考に利用しても良いことになっています。 優秀な成果を出せば、「一次面接免除」「早期選考への招待」「リクルーターがつく」といった優遇措置を受けられる可能性が高まります。実質的に、インターンシップは「0次選考」と言っても過言ではありません。

3. 「ガクチカ」の実績を作る

特に長期インターンシップの場合、実務経験そのものが強力な「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」になります。 「サークルの副代表」や「アルバイトリーダー」のエピソードは多くの学生が話しますが、「企業のマーケティング部で実際に売上を〇%上げた」「エンジニアとしてアプリ開発に携わった」という実務経験は、他の学生と明確な差別化になります。

【最新トレンド】「採用直結」が解禁された今のルール

ここが最も重要なポイントです。以前は建前として「インターンシップと採用選考は無関係」とされていましたが、ルールが改正され、現在は以下の4つのタイプに定義されています。

特に重要なのは、タイプ3の「汎用的能力・専門活用型インターンシップ」です。これに参加すると、企業は皆さんの情報を採用活動に利用できます。

タイプ 名称 期間・特徴 採用利用
タイプ1 オープン・カンパニー 単日(1dayなど)。企業説明会に近いイベント。 不可
タイプ2 キャリア教育 就業体験はあるが、教育目的がメイン。 不可
タイプ3 汎用的能力・専門活用型 インターンシップ 5日間以上。就業体験が必須。フィードバックあり。 可(解禁)
タイプ4 高度専門型インターンシップ 2週間以上。ジョブ型研究インターンなど(修士・博士向け)。 可(解禁)

つまり、企業が「インターンシップ」と銘打って募集していても、それが1dayの「オープン・カンパニー」であれば、基本的には採用直結ではありません(ただし、企業への認知という意味では無駄ではありません)。 本気で早期内定を狙うなら、5日間以上の「タイプ3」への参加が鍵となります。

その他の最近のインターンシップトレンド

大学1・2年生からの「長期インターン」参加増

就活解禁前の3年生だけでなく、大学1・2年生のうちからベンチャー企業などで有給の長期インターンに参加する学生が増えています。早くからビジネススキルを身につけることで、就活本番で圧倒的な差をつけることができます。

オンラインと対面のハイブリッド型

コロナ禍を経て、オンラインインターンは定着しました。しかし最近では、「座学はオンライン、実務体験は対面」というハイブリッド型や、完全対面回帰の動きも見られます。企業の雰囲気を知るには、やはり対面のほうが圧倒的に有利です。

「選考あり」インターンの難化

人気の高い大手企業のインターンシップ(特にタイプ3)に参加するためには、ES(エントリーシート)や面接などの選考を突破する必要があります。本選考並みの倍率になることも珍しくないため、インターン参加のための準備(自己分析やES対策)も早めに行う必要があります。

まとめ:目的を使い分けよう

インターンシップは、ただ参加すれば良いというものではありません。自分のフェーズに合わせて使い分けることが大切です。

  • 業界を広く知りたい時:タイプ1(オープン・カンパニー)で数多くの企業を見る
  • 志望企業が決まってきた時:タイプ3(5日間以上のインターン)で内定への切符を掴む
  • 実力をつけたい時:学年問わず長期インターンで武者修行する

まずは「なぜ自分がインターンに行くのか」を明確にし、戦略的に行動していきましょう!

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