ボストンキャリアフォーラム 2018に、全世界、日本国内におけるネットワークビジネスのトップ企業、日本アムウェイ(Amway)が参加します。

ネットワークビジネスの会社がボストンキャリアフォーラム に参加するのは極めて珍しいと言えます。ネットワークビジネスは多くの人にとっては縁の薄い業界であり、誤解も多々生まれることから、この記事では、ネットワークビジネス業界および、日本アムウェイ(Amway)についてまとめてみたいと思います。

ネットワークビジネスとは

ネットワークビジネスの仕組み

ネットワークビジネスとは、別名ダイレクトセリング業界とも呼ばれていて、マルチレベルマーケティング(Multi-Lvel Marketing:MLM)という特殊な販売方法を生業とする業界です。マルチレベルマーケティングにおいては、商品の販売はディストリビューターと呼ばれる消費者兼販売代理店の役割を担う人たちによって、商品の販売がなされます。

一般的な販売代理店と異なるのが、自分の下にいるディストリビューターの組織が大きくなればなるほど、自分の収入が大きくなることで、自分の組織をうまく大きくすれば、半不労所得のような生活を実現することができます。

このビジネスモデルに参加するディストリビューターは、低資本でビジネスをスタートでき、ビジネスオーナーになることができます。また、在宅やサイドビジネスとして始めることもできます。

ネットワークビジネスとネズミ講と何が違うのか?

ネットワークビジネスがよく勘違いされるのがネズミ講です。

ネズミ講とは、無限連鎖講とも呼ばれている違法な販売形態のことで、以下のような違いがあります。

MLM ネズミ講
商品 ある ない
入会金など 低額(1万円以下) 高額(数十万円)
法律 合法(特定商取引法に準拠) 違法(無限連鎖講の防止に関する法律)
収益構造 参入時期に関係なく、
組織を拡大した人が儲かる
上が下から吸い上げるのみ

簡単に言うと、ネズミ講は、商品が存在せず、高額な入会金をひたすら吸い上げることによりピラミッドを拡大し、後発組が必ず損をする仕組みになっています。つまり、論理的にいつかどこかのタイミングで破綻することが明らかなのがネズミ講になります。

一方、MLMの方は、きちんとした商品が存在しており、原則として、誰でもいつでも成功できると言うことになっています。確かに、ネズミ講と同じようなピラミッドにはなっているものの、必ずしも上にいる人が得をする訳ではなく、自分を起点として、正しく組織を拡大した人が儲かる仕組みになっています。そのため、自分の下にいる人の方が、自分よりも収益が大きくなるといった逆転現象はMLMではよく見られます。

アムウェイ(Amway)について

アムウェイの会社概要

グローバルを管理するアムウェイコーポ〜レーションおよび日本アムウェイの会社概要の比較です。

Amway Corporation 日本アムウェイ
設立年 1959 1979
企業形態 非上場 合同会社
本社 アメリカ ミシガン州 日本 東京都渋谷区
従業員数 13,000 383
売上(2017) 86億ドル(9,546億円) 1,010億円

日本はグローバルの10%程度を占めています。従業員数が相対的に少ないのは、商品の製造部門が日本にはなく、物流と営業に特化しているためです。これは日本に進出している外資系のMLM企業ではよくあるパターンです。

アムウェイの取扱商品

アムウェイの取扱商品は多岐に渡っています。以下は取扱商品のカテゴリ一覧です。

  • サプリメント
  • 化粧品化粧品
  • バス・ボディ・ヘアケア
  • 美容家電
  • キッチン用品
  • 食品・飲料
  • 浄水器 & 空気清浄機
  • 洗剤
  • ペット用品
  • マスク・磁気治療器・ストッキング
  • ギフト

一貫しているのは、取扱製品は、リピートが必要な日用消費財だと言う点です。

ボストンキャリアフォーラム の募集ポジション

FPA Analyst

主にセールス、マーケティング系の予算や売上予測などの集計や分析を行うポジションです。英語は上級レベルを求めるのは、レポートを行う経営層が外国人だからだと思われます。また、米国本社とのコミュニケーションも求められるはずです。

ブランドマネージャー

アムウェイのブランドマネージャーは、ディストリビューターとの直接対話を通じて、顧客ニーズを理解した上で、新製品開発から市場展開までのマーケティングプラン統合のリードを行うポジションです。待遇ですが、大学卒の場合、月収270,000円、大学院卒では300,000円となっています。

アカウントマネージャー

アカウントマネージャーは、ディストリビューターの直接的な支援を行うことで、営業活動をドライブする責任をもつポジションです。ディストリビューターの目標設定や目標達成に向けた戦略の立案、現状分析などを通じてビジネス拡大のサポートを行います。サポートを提供するディストリビューターは、アムウェイのトップディストリビューターたちになります。待遇ですが、大学卒の場合、月収270,000円、大学院卒では300,000円となっています。

アムウェイをはじめとするMLM企業に就職する時の注意点

アムウェイをはじめとするMLM企業に就職するときは、当然ですが、ディストリビューターではなく、会社に就職する普通のサラリーマンになります。この際、頭の片隅に入れておきたいのが、MLM企業におけるキャリアアップの傾向です。

結論から言うと、MLM企業に一度就職すると、他業種へ転職するハードルが上がります。これは、MLM業界が他業種から業界としての信頼を得られていないことと、特に販売周りのビジネスモデルが特殊なため、潰しが効きにくいためです。

また、日本経済が大きいためか、常に新しいMLM企業が国内で誕生するか、外資系企業が新規参入し続けています。その度に、新規スタートアップのため既存のMLM企業からディストリビューターとスタッフ人材が引き抜かれるということを繰り返しています。

引き抜きの度に、より高い年収を提示されるため、MLM企業では、1社に勤め上げるというのは極めて珍しく、企業を波乗りのようにサーフィンしながら、ポジションと年収を上げていく、というパターンが非常によく見られます。

また、国内トップ企業の日本アムウェイですら、国内売上1000億円程度で、従業員数300人程度しかいないことを考えると、国内の市場規模は業界としても非常に小さいニッチ市場と言えるでしょう。

いずれにせよ、非常に特殊な業界であるため、これから就職を考える方は、業界全体の傾向や雰囲気をよく理解した上で就職することをオススメしたいと思います。業界研究としては、月刊ネットワークビジネスという月刊誌が出版されていますので、数ヶ月分購入してみると、業界の理解が深まるはずです。

ネットワークビジネス 2018年 5月号 [雑誌]