ボストンキャリアフォーラム(ボスキャリ)に参加する皆さんの中には、「英語力に自信がないけど、グローバルな仕事がしたい」と悩んでいる方もいるかもしれません。

ご安心ください!少なくないボスキャリ参加予定の企業が「日本語スキル」や「専門性」を重視し、英語が「中級レベル」や「初級レベル」でも応募可能なグローバルポジションを提供しています。また、入社後の語学力向上のための手厚い支援制度を用意している企業も多数あります。

ここでは、皆さんの英語力でも挑戦できる企業とポジションを、具体的な募集条件や支援制度と共にご紹介します。

1. 英語力「中級レベル」が応募条件と明記されているポジション

特に建設、IT、サービス業界では、日本語がネイティブレベルであれば、英語力は中級レベルでOKと明確に示されている職種があります。これは「専門性や日本語でのコミュニケーション能力を重視している」明確なサインです。

企業名 ポジション 必須英語スキル 注目ポイント
清水建設 土木、土木機電(グローバル職) 中級レベル グローバルに展開する建設事業のコア職種で、中級レベルで応募可能。
清水建設 エンジニアリング(グローバル職) 中級レベル
清水建設 開発計画・不動産開発(グローバル職) 中級レベル
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE) ソフトウェア開発エンジニア(システム基盤・開発環境・Hypervisor領域) 中級レベル 世界的なゲームプラットフォームのシステム開発エンジニア職。
レアゾン・ホールディングス エンジニア 中級レベル 日本語・英語ともに中級レベルで応募可能。
リログループ 海外赴任支援コンサルタント / マーケティングコンサルタント / 福利厚生コンサルタント 中級レベル 海外事業に関わるコンサルタント職でも、日本語ネイティブを最優先。
アライドテレシス 総合職(オープン採用) / エンジニア各種 / マーケティング 初級レベル ITソリューションを提供する企業で、多くの職種が英語「初級レベル」で応募可能とされている点は注目!

 

2. 英語力を「活かせる」または「不問」としつつ、グローバルに挑戦できる企業

「英語力は必須ではないが、入社後に伸ばせる環境がある」「海外事業が経営の柱だが、まずは日本語でのビジネス遂行能力を重視している」といった企業も、皆さんにとって狙い目です。

企業名/業界 グローバル業務の特徴 入社後の語学支援制度
CUC(医療コンサル) 東南アジアでの海外事業(ベトナム駐在など)が先輩社員のキャリア例にあり、海外事業が経営戦略の柱 必須レベルの明記なし。
東映アニメーション 全社的に海外展開に注力。世界のマーケットで戦うための組織基盤づくりに貢献。 語学学習補助制度あり(英会話学校の通学費用を一部会社負担)。
フジワーク 入社1年目から長期海外滞在業務(アリゾナ州フェニックスの半導体製造拠点など)に挑戦可能。 TOEIC受験支援制度あり。現地でテクノロジーに必要な英語をブラッシュアップする環境。
デロイト トーマツ サイバー合同会社 (DTCY) 海外拠点を有するクライアントへのヒアリング等で英語を使用する機会あり。語学力は「活躍の一つのアドバンテージ」と位置づけ。 セキュリティ経験の有無を問わず応募可能。
富士フイルム グローバル展開の拡大に伴い、多くの社員が海外駐在や現地法人の経営スタッフとして活躍。 グローバルレベルでの人材育成に積極投資。

 

3. 成長をサポート!手厚い語学研修・支援制度がある企業

現在の英語力に関わらず、入社後に「会社が費用を負担して徹底的に語学力を伸ばしたい」という意欲がある方は、以下の企業が提供する支援制度に注目しましょう。

  • HENNGE:
    • 英語学習支援(TOEIC受験費用補助、オンライン英会話、学習支援アプリ全額負担)
    • セブ島流し制度(海外での集中的な語学研修)
  • 三井不動産:
    • 海外派遣研修や語学プログラム(若手・中堅グローバル研修、トレーニー制度など)を実施。
  • モルガン・スタンレー:
    • 業務上必要とされる語学スキルを身につけるため、各社員のレベル、必要性に応じて語学研修を提供
  • 豊島:
    • 海外との関わりが非常に多く、内定者向けに貿易課題、新入社員向けに貿易実務研修を用意。
  • ゼンショーホールディングス:
    • 英語学習支援として年1回のTOEIC試験や公募制による語学講座を実施。

 

まとめ:あなたの強みと企業のニーズを一致させる

英語力が中級レベル(または初級レベル)でもグローバルな仕事に挑戦したい場合、重要なのは以下の2点です。

  1. 募集要項の確認: 清水建設やSIE、アライドテレシスのように、募集要項で「英語:中級レベル」以下と明記されている職種を最優先で検討する。
  2. 成長環境への着目: フジワークやHENNGEのように、入社後のOJTや研修を通じて英語力をブラッシュアップする機会を提供している企業を選び、「入社後に必ず英語力を伸ばし、グローバルで貢献する」という強い意欲をアピールする。

皆さんの日本語での高いビジネススキルや専門性を活かしつつ、ボスキャリで新たなキャリアの可能性を探ってください!