ビデオクエスチョンの提出が求められている企業
採用している企業の数は多くないのですが、応募プロセスの一環としてビデオ(動画)の提出またはアップロードを必須、あるいは任意で求めている企業があります。
| 企業名 | 業種 | ポジション | 提出の種別 | 求められるビデオの内容 |
|---|---|---|---|---|
| TBSテレビ | マスコミ | 2027年度採用【テクノロジー部門】 | 必須 | 動画課題のアップロード。My Pageから説明に従ってアップロードする課題。 |
| 豊島 | 商社(繊維・アパレル・雑貨) | 総合職 | 必須 | 自己PR動画を1分間で提出。学生時代に頑張ったことや自身の強みなどについて述べる。 |
| 阪和興業 | 総合商社 | 総合職 | 必須 | あなたらしさが伝わる自己紹介を30秒程度で行うこと。服装や場所など様式は問わない。 |
| ゼンショーホールディングス | 商社(食品)|食品|フードサービス | 総合職 | 必須 | 現在大学で学んでいることを日本語で回答する(ビデオクエスチョンとして設定)。 |
| レントラックスグループ | 広告代理店・専門商社 | コンサルティングセールス | 任意 | 可能であれば、自己紹介を行うこと。(ビデオクエスチョンとして設定) |
| フジワーク | 製造業/人材/IT/ホテル・旅館 | 総合職 | 任意 | ご自由に任意で動画の機能をご活用ください。(自己PR欄の任意提出機能) |
ビデオクエスチョンの対策方法
エントリーシートと異なり、映像で自分自身を表現する必要があるため、独自の対策が必要です。
提出形式は、主に「指定された質問に回答を録画して提出する形式」か、「その場で質問に答えて録画・提出する形式(Web面接に近い)」のどちらかです。
🚀 ビデオクエスチョン対策の3つの柱
ビデオクエスチョンでは、内容だけでなく、話し方、表情、見た目、そして機材といった非言語的な要素が合否に大きく影響します。
1. 内容・構成の準備 (何を話すか)
一般的な面接と同様に、質問に対する回答の構成を事前に練り上げておく必要があります。
- 論理的な構成を徹底する: 結論から話し始め(結論ファースト)、理由や具体的なエピソードを述べ、最後に改めて結論や展望で締めくくる「PREP法」などを活用し、短時間で最も伝えたいことを明確にします。
- 回答時間の調整: ほとんどの場合、回答時間に制限があります(例:90秒以内)。ストップウォッチで計りながら練習し、**指定時間内に収まるよう**話す内容を調整します。長すぎても短すぎても評価が下がる可能性があります。
- 質問意図の深掘り: 「自己PR」「志望動機」といった質問であっても、企業が求める人物像に合致したエピソードを選びます。
2. 表現力・話し方の練習 (どう話すか)
最も差がつきやすい部分です。あなたの人柄や熱意を伝えるために重要です。
表情と目線
- 目線: カメラレンズをまっすぐに見つめ、聞いている人とアイコンタクトを取っているように見せます。
- 表情: 熱意や真剣さが伝わるよう、話の内容に合わせて表情を豊かにします。特に話し始めと終わりは、明るくハキハキとした表情を意識しましょう。
声のトーンと滑舌
- トーン: 普段よりワントーン高く、少しゆっくり話すことを意識します。明るく聞き取りやすいトーンは熱意として伝わりやすいです。
- 滑舌: 焦ると早口になりがちなので、単語や文節の区切りで**一瞬の間**を入れ、落ち着いた印象を与えます。
- ジェスチャー: 必要に応じて、手の動きを少し加えると、話に抑揚と説得力が増しますが、過剰な動きは避けましょう。
3. 環境・機材の整備 (どう見せるか)
環境が整っていないと、せっかく良い内容を話しても、聞く側に集中してもらえません。
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 背景(映る範囲) | 白い壁や無地のカーテンなど、情報量の少ないシンプルな場所を選びます。生活感のあるものが映り込まないよう、整理整頓を徹底します。 |
| 照明 | 顔に影ができないよう、デスクライトなどで顔を明るく照らします。自然光が入る場合は、顔の正面から当たるように調整します。 |
| 服装・身だしなみ | 企業から指定がない限りは、**スーツ着用**が無難です。清潔感のある身だしなみを心がけます。 |
| カメラ位置 | カメラのレンズが**目線の高さ**になるよう調整します。上目遣いや見下ろす形にならないようにしましょう。 |
| 録画・音声 | 騒音が入らない静かな環境を選びます。可能であれば、PC内蔵マイクではなく**外付けマイク(イヤホンマイクなど)**を使用すると音質が安定します。 |
✨ 最終的なアウトプットの確認
実際に数回録画してみて、必ず以下の項目をチェックしましょう。
- 時間厳守: 指定された時間内に収まっているか。
- 音声・画質: 音割れや雑音がないか、顔の表情がはっきり見えるか。
- 伝わりやすさ: 回答の内容が論理的で分かりやすいか。
- 熱意・印象: あなたの**人柄や企業への意欲**が映像から伝わってくるか。






