ボストンキャリアフォーラム2026には、医療・ヘルスケア・製薬関連の企業が8社参加しています。今回の記事では8社を3つの分野に分類し、それぞれの傾向と募集職種・給与をまとめました。
製薬メーカー
フランス発のグローバルメガファーマSanofi Japanと、国内大手の大塚製薬の2社です。Sanofi Japanは入社後10年で経営幹部を目指す「Fast-track Talent Program」を展開しており、2年目に海外アサインメントを経験するグローバル色の強いキャリアパスが特徴です。
大塚製薬はMR(医薬情報担当者)だけでなく、創薬戦略部の研究企画・戦略スタッフやビジネスIT部門まで、文系・理系問わず挑戦できる職種を幅広く募集しています。給与水準はSanofi Japanが学士卒で年俸イメージ500万〜1,000万円とレンジが広く、大塚製薬は学部卒月給30万円からと堅実な水準です。
| 企業名 | 募集職種 | 給与概要 |
|---|---|---|
| Sanofi Japan | Full time(Marketing, Medical, R&D, P&C等)/Fast-track Talent Program 4期生 | 学士卒 月給360,000円+他手当、年俸イメージ500万〜1,000万円(季節賞与2回、業績賞与1回) |
| 大塚製薬 | MR職(医薬情報担当者)/創薬戦略部 研究企画・戦略スタッフ/ビジネスIT | 学部卒 月給300,000円/修士了320,000円/博士了365,000円(2026年4月実績) |
医療機器メーカー
米国発のメドトロニックと国内の日本ライフラインの2社です。両社とも「専門商社×メーカー」のハイブリッドなビジネスモデルを持ち、心疾患やパーキンソン病など高度医療領域の機器を扱っている点が共通しています。メ
ドトロニックは営業職未経験からでも疾患・治療知識を一から学べる研修体制を敷いており、日本ライフラインはグローバルマーケティング・海外営業・技術系総合職・コーポレート職と幅広い職種を募集しています。給与は両社とも大卒で年収420万円前後・月給26万円台からのスタートです。
| 企業名 | 募集職種 | 給与概要 |
|---|---|---|
| メドトロニック | セールス(2027年4月または2028年4月入社) | 大学院卒 年俸4,320,000円/大学卒 年俸4,200,000円(研修期間は固定残業代20時間分含む) |
| 日本ライフライン | グローバルマーケティング/海外営業部/技術系総合職/コーポレート職(いずれも2028年4月入社) | 月給 学部卒264,400円〜/修士卒269,600円〜(住宅手当別途) |
ヘルスケア・ウェルネス系スタートアップ
在宅医療のAGRI CARE、オフィス向け健康社食「OFFICE DE YASAI」のKOMPEITO、フードサービスから遺伝子治療研究まで手がけるONODERA GROUP、リカバリーウェア「BAKUNE」で東証グロース上場したTENTIALの4社です。いずれも医療資格を持たない学生でも、営業・企画・マーケティング・経営企画といった職種で「医療を支える」仕事に関わることができる点が共通しています。
AGRI CAREは在宅医療の地域連携を担う営業職からわずか半年でマネージャー登用の可能性があり、ONODERA GROUPは総合職とは別に「ファーマ/メディカル」(遺伝子治療の創薬)の専門職枠も用意しています。給与は年俸360万〜420万円、月給25万〜35万円のレンジに集中しており、ベンチャー・成長企業らしく裁量権の大きさをアピールする企業が多いのも特徴です。TENTIALの締切は8月31日と早いため、志望する場合は早めの準備が必要です。
| 企業名 | 募集職種 | 給与概要 |
|---|---|---|
| AGRI CARE | 【総合職】営業・マネージャー職(在宅医療の地域連携) | 年俸制3,600,000円 |
| KOMPEITO | 総合職(経営幹部候補)27卒・28卒 | 月給350,000円(基本給283,544円+固定残業手当30時間分66,456円) |
| ONODERA GROUP | グループ総合職(コントラクトフードサービス)/グループ専門職(AI推進/ファーマ・メディカル) | 月給 基本給250,000円+語学手当・住宅手当等諸手当 |
| TENTIAL | 総合職(マーケティング・商品開発・グローバル展開等) | 年俸4,200,000円、月給350,000円、業績連動賞与あり |
まとめ
医療・ヘルスケア・製薬関連8社を3分野で見ると、製薬メーカー2社、医療機器メーカー2社、ヘルスケア・ウェルネス系スタートアップ4社という内訳になりました。
製薬・医療機器メーカーは年収400万円台からのスタートで研修制度が手厚く、ヘルスケア系スタートアップは月給25万〜35万円とやや幅がありつつ、若手からの裁量権の大きさを強みとしています。医療資格の有無にかかわらず、営業・マーケティング・研究企画・IT・法務まで多様な職種で「医療を支える」キャリアに挑戦できるのがこの業界の魅力です。まずは各社の事業領域(医薬品/医療機器/医療周辺サービス)のどこに関心があるかを整理してから、企業研究を進めることをおすすめします。

