ボストンキャリアフォーラムで内定を取った、外資系投資銀行 IT 勤務インタビュー

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ボストンキャリアフォーラムで内定を取られたんですよね?

はいそうです。今から5年くらい前です。大学でITを学んでいて、仕事でももちろんIT関連の仕事につきたくて。でも、実は応募するときは、金融業界とか、全然知らなかったんです。

よくそれで面接に通りましたね(笑)

いや、まったくその通りで、面接でも「ところで投資銀行って、どんなところなんでしょうか?」みたいな間の抜けた質問をしたのを覚えています(笑)。面接数回受けましたが、最初の方は「日本全国にバスケットボールのコートがいくつあるのか答えなさい」というフェミル推定とか、あとは、自分の経験を元に答える質問とかを多くされたのを覚えています。ITについての詳しい質問は後半の方にいろいろされましたが、むしろ地頭の良さを測ろうとしていると思いました。

今は投資銀行でどんな仕事をされているのですか?忙しそうなイメージがありますが。

投資銀行は忙しいと思っている人がたくさんいますが、本当にポジション次第なんです。証券とか為替を担当している人達は朝も夜もない生活をしているようですが、バックオフィスは普通の会社と同じです。僕の場合は、朝は7時からですが、夜は7時くらいに丁度終わります。

仕事内容は、ITのインフラ整備です。といっても、簡単なツールとかであれば、プログラムを叩いて現場の人達用に作る事もありますが、主要なシステムはほとんどベンダーが開発したパッケージを導入していますから、アメリカの本部が導入したそれらのシステムを、ローカライズするのがメインの仕事になります。金融業界なのでデータが命ですから、日銀とか証券取引所とかとのデータをどうやってそれらのシステムにスムーズに連携するか、みたいなことをやっています。

同じ部署で一緒に働いている人達は、どんな人達なんでしょうか?

バリバリの技術屋、というより、ITを使ったマネジメントよりの人が多いと思います。これは、支店のバックオフィスの部署にいることが大きな理由だと思います。本社のITの部署であれば、実際のシステム導入を推進するために、深いITの知識が必要になりますが、支店の方はもっとユーザー寄りの視点が必要になりますから。

あと、投資銀行におけるITの活用、というテーマでは、業界の中では競合のゴールドマンサックスが最も進んでいます。うちの会社にも、ゴールドマン出身の人達が少なからずいて、活躍しています。