ボスキャリ2026の参加企業のうち、企業データとして「女性比率」や「育児休業取得者数」を開示している企業は78社にのぼります。数字の開示自体が企業の透明性・意識の高さのひとつの目安になりますが、この記事ではさらに一歩踏み込み、実際の数値をもとに「女性管理職比率」「育休取得率」の観点で企業を比較・紹介します。就職先を選ぶ際、働きやすさを具体的な数字で確認したい方の参考にしてください。
女性管理職・女性役員の比率が高い企業
企業データに「管理職に占める女性比率」を明記している企業の中から、比率が高い順に紹介します。トップはL’Oréal Japanで管理職の54%、役員の38%が女性です。次いでテクダイヤ、メモリーグループが管理職比率50%と続きます。役員比率ではSanofi Japanが60%と突出しており、経営層レベルでの女性登用が進んでいることがわかります。
| 企業名 | 管理職 女性比率 | 役員 女性比率 |
|---|---|---|
| L’Oréal Japan | 54.0% | 38.0% |
| テクダイヤ | 50.0% | ― |
| メモリーグループ | 50.0% | 33.0% |
| レバレジーズ グループ | 49.1% | ― |
| KOMPEITO | 43.0% | 25.0% |
| Sanofi Japan | 37.0% | 60.0% |
| プロティビティ | 36.0% | 23.0% |
| レントラックス | 33.3% | 28.6% |
| オリックス | 33.2% | ― |
| イオングループ | 28.4% | 14.2% |
| ユー・エス・ジェイ | 28.0% | 36.0% |
| Hajimari | 25.6% | ― |
育休取得率が高い企業
企業データに「育休取得率100%」と明記していたのは、江崎グリコ、KAIグループ、シーユーシー、日本産業推進機構、プルデンシャル・ジャパン・テクノロジーの5社です。また、取得者数と対象者数の実数を開示している企業の中には、男性の育休取得率が実質100%(対象者全員が取得)という企業も複数あります。ただし対象者数が1〜2名など少人数の企業も含まれるため、母数の大きさもあわせて確認するのがおすすめです。
| 企業名 | 男性育休取得率(取得者数/対象者数) |
|---|---|
| AGRI CARE | 100%(1名/1名) |
| サイモン・クチャーアンドパートナーズジャパン | 100%(2名/2名) |
| センコーアドバンス | 100%(1名/1名) |
| TENTIAL | 100%(10名/10名) |
| DNP情報システム | 100%(15名/15名) |
| トタニ技研工業 | 100%(2名/2名) |
| ミラタップ | 100%(3名/3名) |
| Lam Research Japan | 100%(1名/1名) |
| KOMPEITO | 100%(4名/4名) |
| パーク24 | 98%(127名/129名) |
| 日鉄興和不動産 | 89%(8名/9名) |
| セガ | 88%(37名/42名) |
| コナミグループ | 88%(44名/50名) |
| 東京建物 | 88%(21名/24名) |
| フジクラ | 87%(66名/76名) |
数字だけでなく制度に注目したい企業
比率や取得率といった数字だけでなく、独自の制度に取り組んでいる企業も紹介します。江崎グリコは「Co育て」プロジェクトとして、2020年1月から育児専念休暇1ヵ月の取得を必須化する「Co育てMonth」、Co育て休暇制度、ユニ・チャームとコラボした「みんなの育休研修」などを展開し、育休取得率100%を実現しています。楽天グループは育休取得率101.8%(複数回取得者を含む数値と考えられます)、男性育休取得率69.1%、女性育休復職率95.1%(2024年12月時点)という具体的な数値を開示しており、復職率まで公開している点が特徴的です。シーユーシーは男性育休取得率25.0%、女性100%(2023年3月期データ)と、男女双方の数値を明記しています。
まとめ
ボスキャリ2026参加企業のうち78社が女性比率・育休関連のデータを開示しています。管理職女性比率ではL’Oréal Japan(54%)、役員女性比率ではSanofi Japan(60%)がトップでした。育休取得率100%を明記する企業は江崎グリコ、KAIグループ、シーユーシー、日本産業推進機構、プルデンシャル・ジャパン・テクノロジーの5社です。数字はあくまで参考情報の一つとして、気になる企業は個別の制度内容や実際の働き方についても確認してみてください。
