ボストンキャリアフォーラム(ボスキャリ)に参加する皆さんの中には、「将来起業したい」「社内ベンチャーで新規事業を立ち上げたい」といった高い志を持っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、若手のうちから大きな裁量権や挑戦の機会が与えられ、新規事業提案制度や起業家精神を重視する企業を、具体的な制度や文化と共にご紹介します。皆さんのボスキャリでの企業研究・面接準備にぜひ役立ててください!
🚀 新規事業・社内ベンチャー制度が充実している企業
明確な制度として、社員のアイデアを事業化に結びつける仕組みを持つ企業を紹介します。
1. リログループ(RELO GROUP)
新規事業の創出に最も積極的な企業の一つです。
- 未来創造ファンド(社内ベンチャー制度):入社年度に関係なく、自身やチームのアイデアを会社が資金提供して実現できる制度があります。
- 「5年に1度、日本になかった新たな事業を創出」を目標に掲げています。
- 若くから裁量権のある仕事を任せられるため、自主的に考える力と実行力が身に付きます。
- グループ内公募制度:入社3年目以降、国内外問わず行きたい事業会社に立候補できます。
2. 三菱地所
大規模な組織でありながら、新規事業のアイデアを形にする制度が整備されています。
- 新規事業提案制度を運用し、社員のアイデアから新事業を創出することを目的としています。(これまでに90件超の応募実績あり)
- 2017年度からは「新規事業開発セミナー」を開催するなど、主体的に事業創出を行いたい社員を積極的にサポートする仕組みを強化しています。
3. 清水建設
建設業界の中でも、新規事業創出に積極的な制度を設けています。
- コーポレートベンチャリング(新規事業アイデア募集・立上げ)という社内制度があります。
- 若手社員のキャリアパスとして、ジョブチャレンジ(特定部署に対する公募による異動)や留学(指名・公募)といった、自己成長と挑戦を促す仕組みがあります。
4. ベクトル
PR事業を核としつつ、新規事業や投資にも積極的な企業です。
- 1年目から代表を含めた取締役に新規事業を提案できる機会があり、年次に関わらず挑戦することができます。
- 自社の新規事業創出だけでなく、株式上場を目指すベンチャー企業への投資やPR/IR支援も行っています。
5. KADOKAWA
社員の自律的なキャリア形成と挑戦を強く推奨しています。
- 部署横断的なプロジェクトを発案して立ち上げることが可能です。
- FA(フリーエージェント)制度を導入し、業務時間の一部を別の部署での仕事に充てる兼務も推奨しています。
- 副業も奨励されており、社外で得た知見を本業に活かすことが期待されています。
🔥 挑戦と起業家精神を重んじる文化を持つ企業
明確な制度だけでなく、企業文化として「挑戦」や「イノベーション」を重視し、若手に大きな裁量を与える企業を紹介します。
6. トグルホールディングス株式会社 (Toggle Holdings)
起業家精神とイノベーションを文化の中核に置いています。
- 「従来の不動産業界の常識を覆し、革新的なアイデアを次々と生み出す事業家集団でありたい」という意志を社名に込めています。
- 「自律駆動」できる人材を高く評価し、入社後間もない社員にも大きな裁量権を与えています。
- 挑戦と失敗に寛容な文化を大切にし、新しいアイデアや技術を積極的に取り入れる風土が根付いています。
7. CUC(シーユーシー)
年次に関係なく事業創造の機会があり、若手が高いポジションで活躍する実績があります。
- 新卒4年で数十億円規模の事業をゼロから立ち上げ、推進するなどの実績があります。
- 社員一人ひとりの「挑戦したい」という気持ちを汲み、新たな挑戦を後押しする機会を提供しています。
- 社長公募制度によりグループ会社代表取締役社長へ就任した事例もあります。
8. ピュアグロース (Pure growth)
創業間もないベンチャーであり、新規事業立ち上げの機会が非常に豊富です。
- 創業わずか2年で、社員発案によるSaaS開発、人材事業、FC事業など、新規事業が次々と誕生しています。
- 新卒1期生も入社初年度から新規事業の立ち上げに携わるなど、年齢や立場に関係なく誰もが大きな課題に挑戦できる環境です。
9. 三井不動産
「挑戦の姿勢」と「新しい価値の創造」が企業風土として根付いています。
- 「パイオニアスピリット」と「チャレンジマインド」を持ち、常識を打ち破る発想と行動を大切にしています。
- 事業規模と比較して社員数が少ないため、若手の時期から大きな責任のあるプロジェクトを任せられる環境です。
- 昨今では、宇宙やライフサイエンス領域などの幅広い領域における産業創造にも取り組んでいます。
10. レーサム (RAYSUM)
不動産業界において、常識にとらわれず困難な課題に挑戦する文化があります。
- 他社が避けるような難易度の高い課題にも立ち向かうのがDNAであり、大手企業には担えない役割を自ら切り開いていく力が重視されています。
- 「どうやったら実現できるか?」という前向きな議論から始まる風土で、新しい挑戦が提案されたときも歓迎されます。
11. PPIH(パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス)
「ドン・キホーテ」でおなじみ。若手に大幅な権限を委譲する仕組みが特徴です。
- 店舗の従業員に、商品仕入、価格設定、陳列などの大幅な裁量権(権限委譲)を与えており、従業員一人ひとりの成長と起業家的なマインドが培われています。
💡 その他、若手の活躍が目覚ましい企業
上記以外にも、若手の抜擢や挑戦を積極的に後押しする企業があります。
| 企業名 | 若手の挑戦・裁量権の特徴 |
|---|---|
| Plan・Do・See | 新卒1年目や2年目から、年商数十億の店舗責任者や新事業の開発メンバーになるチャンスがあり、自ら手を挙げられる環境です。 |
| アドベンチャー | 新卒2年目で子会社の社長を任されることがあるなど、若手でも裁量権が非常に大きい環境です。 |
| ヒロセ電機 | 「一人ひとりが事業家であり、起業家であれ」というマインドが共有され、若手でも責任ある仕事を積極的に任されています。 |
| MIXI | スタートアップ企業への出資やVCファンドへの出資を通し、既存事業とのシナジー創出や新規事業の探索を行っています。 |
まとめ
ご紹介した企業は、制度(社内ベンチャー、新規




