ボストンキャリアフォーラム(ボスキャリ)に参加する皆さんの中には、すでに社会人経験をお持ちの「第二新卒」にあたる方もいるでしょう。
「新卒採用イベントであるボスキャリで、第二新卒は対象外なのでは?」と不安に思う必要はありません。実は、社会人経験者を積極採用している企業は数多くあります。
ここの記事では、第二新卒を積極的に採用している企業と、その具体的な対象条件をわかりやすくまとめます。ぜひ、皆さんのボスキャリでの企業研究・選考準備にお役立てください!
I. 「第二新卒」を明確に採用対象としている企業
以下の企業は、募集要項や応募資格において「第二新卒」の定義を明確に示している、またはその層を直接的に募集対象に含めている企業です。
| 企業名 | ポジション名 | 第二新卒の定義/応募条件 | 特徴・補足 |
|---|---|---|---|
| アクセンチュア | ビジネスコンサルタント職 | 4か月以上4年未満の社会人経験をお持ちの方が対象となります。 | デジタルコンサルタント職も同様に第二新卒が対象です。新卒採用とは別に、第二新卒採用ルートが設けられています。 |
| 寺岡精工 | 営業職 | 募集要項のタイトルに【26卒/27卒/第二新卒】と明記されています。 | お客様すら気づいていない課題に対するソリューション提案を行う営業職です。 |
| ダイソー (DAISO) | 総合職 | 卒業後3年以内の方も募集対象に含まれています。 | 早くから経営人材としてのスキルを身に付け、入社2年目での店長昇格など、多彩なキャリアパスが広がっています。 |
【補足】アクセンチュアは第二新卒採用に特に積極的!
アクセンチュアのように、具体的な勤続年数(4か月以上4年未満)を区切りとして「第二新卒」の採用ルートを設けている企業は、皆さんの社会人経験を高く評価する傾向にあります。皆さんがこれまでに培った経験やスキルを、コンサルティングの現場で活かせるチャンスです。
II. 職務経験を持つ若手(第二新卒含む)を積極的に採用している企業
以下の企業は、応募資格として「学生(職務経験あり)」や「転職者」「既卒者」を含めることで、第二新卒層を幅広く受け入れている傾向があります。皆さんのこれまでの経験を武器に、積極的にアプローチしてみましょう。
| 企業名 | ポジション名 | 採用対象に含まれる区分 | 応募資格・メッセージ |
|---|---|---|---|
| KPMGジャパン | 総合職(コンサルティング、監査など) | 学生(職務経験あり)、転職者 | 「MBAまたは社会人経験者優遇」と記載されており、経験者を歓迎しています。 |
| ピュアグロース | 経営コンサルタント、採用・育成コンサルタント | 学生(職務経験あり)、転職者 | 入社可能日、入社期限、卒業年月など、応募条件は一切ございませんと記載があり、通年採用で柔軟に対応しています。 |
| 日本ライフライン | 海外営業職、グローバルマーケティング | 学生(職務経験あり)、転職者 | 「中東・アジアからグローバル展開を加速中」であり、若手の挑戦を歓迎しています。 |
| リログループ | 海外赴任支援コンサルタント、総合職 | 学生(職務経験あり)、転職者 | 既卒の方も含むと記載しており、留学経験者を積極採用し、世界に挑戦したい方を求めています。 |
| グンゼ | 総合職(メディカル、グローバル営業など) | 学生(職務経験あり)、転職者 | 国内外問わず、様々なフィールドでチャレンジできる環境があり、採用対象に転職者を含めています。 |
| MIXI | グローバル採用(プランナー、マーケター、エンジニア等) | 学生(職務経験あり)、転職者 | グローバル市場での展開を強化しており、多様な事業領域で「転職者」も対象としています。 |
| ヤマハ | 生産技術・生産管理職、資材調達職、品質保証職、IT職 | 学生(職務経験あり)、転職者 | 多くの技術系職種および管理部門で、学生(職務経験あり)や転職者を対象としています。 |
| ANA | グローバルスタッフ職(整備技術) | 学生(職務経験あり) | 就労経験者向けの整備技術職で、多様なスキル・経験を持つ方を募集しています。 |
| 藤倉航装 | 技術開発職 | 学生(職務経験あり)、転職者 | 「日本唯一のメーカー」であり、入社時期については相談可能です。 |
| トタニ技研工業 | 技術営業 | 学生(職務経験あり)、転職者 | 入社日は希望を伺いながら柔軟に対応しており、グローバルビジネスで活躍できる人材を求めています。 |
| クリーク・アンド・リバー社 | 総合職 | 学生(職務経験あり) | 「既卒の方でも構いません」と明確に記載しています。 |
| 東陽グループ | 営業(総合職)- 日本就業コース | 学生(職務経験あり)、転職者 | 国内での活躍後、将来的には駐在員として海外拠点での活躍も可能です。 |
III. 第二新卒の皆さんがボスキャリで内定を勝ち取るためのポイント
第二新卒の皆さんは、新卒の学生とは違い、すでに社会人としての経験や視点を持っています。この経験こそが最大の武器になります。
選考に臨む際は、以下のポイントを意識してみましょう。
- 経験を具体的に語る:前職で「何を課題だと感じ」「どのような行動を取り」「どんな成果を出したか」を具体的に説明しましょう。単なる業務内容ではなく、**皆さんの主体性や貢献度**が重要です。
- 退職理由をポジティブに伝える:退職理由(転職理由)は必ず聞かれます。「より成長できる環境を求めて」「留学で培ったグローバルな視点を活かしたい」など、**次のキャリアへの意欲**に結びつけて説明することが大切です。
- 即戦力としての価値を示す:企業側は、皆さんの「即戦力性」に期待しています。入社後、これまでの経験を活かしてどのように貢献できるかを具体的に述べましょう。
まとめ
ボスキャリは、新卒だけでなく、社会人経験を持つ若手にも大きく門戸が開かれているイベントです。
特にアクセンチュア、寺岡精工、ダイソーなどの企業は、第二新卒を明確に対象としているため、積極的に情報収集や選考にチャレンジしてください。
「学生(職務経験あり)」「転職者」「既卒」という形で、幅広く皆さんの経験を歓迎している企業も多数あります。皆さんのこれまでの経験を活かし、ボスキャリでの成功を掴み取りましょう!

