
ボストンキャリアフォーラム(BCF)や観光などでボストンを訪れる際、宿泊費用の高さに驚く方は少なくありません。特に繁忙期ともなると、ホテル代は1泊400ドルを超えることも珍しくないため、限られた予算で滞在したい学生や若い旅行者にとっては大きな負担になります。
そんな中、圧倒的なコストパフォーマンスを誇る選択肢が「ホステル(ドミトリー式宿泊)」です。ここでは、ホステルに泊まるメリットと、事前に押さえておきたい注意点について詳しく解説します。
まずは以下がホテルとホステルの違いです。
比較項目 | ホテル | ホステル(ドミトリー式) |
---|---|---|
宿泊料金 | 高め | 安い |
部屋の形態 | 個室が基本 | 相部屋(ドミトリー)が基本 |
プライバシー | 高い | 低い(カーテンや簡易仕切りの場合あり) |
貴重品管理 | セーフティボックスあり(多くの場合) | 基本自己管理、ロッカー利用が一般的 |
サービス内容 | フルサービス(ルームサービス等あり) | 最低限のサービス(セルフ式が多い) |
滞在スタイル | リラックス重視 | コミュニケーション・節約重視 |
客層 | ビジネス客・観光客が中心 | 学生・若い旅行者が中心 |
雰囲気 | 静かで落ち着いている | 活気がありカジュアル |
ホステル(ドミトリー式)に宿泊するメリット
1. 圧倒的な宿泊費用の安さ
何よりの魅力は、宿泊費用を大幅に抑えられる点です。ボストン周辺のホステルであれば、1泊50〜100ドル程度で宿泊可能な場所もあり、通常のホテルと比較して半額以下に抑えられることもあります。数泊以上する場合、宿泊費の節約効果は絶大です。
2. 立地条件が意外と良い
有名なホステルは、市中心部や交通の便が良いエリアに位置していることが多く、主要な駅やバス停にもアクセスしやすいです。例えば、HI Bostonのような施設は、ボストンコモンの近くにあり、観光やフォーラム会場への移動にも便利です。
3. 他国からの旅行者との交流機会
ドミトリーならではの醍醐味として、世界中から集まる旅行者との出会いがあります。共用ラウンジやキッチンで自然に会話が生まれることも多く、滞在中に貴重な異文化交流を体験できることもホステルならではの魅力です。
4. 無料サービスが充実している場合も
朝食サービス、Wi-Fi、荷物預かり、共用キッチン利用など、ホテルでは別料金になりがちなサービスが、ホステルでは無料で提供されることも少なくありません。これも滞在コストを抑える助けになります。
ホステル(ドミトリー式)に宿泊する際の注意点
1. 貴重品管理は自己責任
ドミトリーでは基本的に複数人との相部屋となるため、貴重品管理は非常に重要です。ホステルによってはロッカーが設置されていますが、自前の南京錠(パドロック)を持参すると安心です。また、パソコンやパスポートなどは可能な限り身につけて行動する意識が必要です。
2. プライバシーは限定的
カーテン付きのベッドを用意しているホステルも増えてはいますが、基本的にプライベートな空間は限られています。着替えや作業の際に周囲の目が気になる人には、多少のストレスになる可能性もあるため、アイマスクや耳栓などを持参して対策すると良いでしょう。また、相部屋のため、面接の練習等ができないのもデメリットとなります。
3. 施設による設備差が大きい
ホステルといっても施設の質はさまざまです。シャワーやトイレの清潔さ、共用スペースの快適さなどは、事前に口コミやレビューサイトでチェックしておくことが必須です。「安かろう悪かろう」を避けるためには、立地・設備・評判を総合的に確認して選びましょう。
4. 静かな環境を重視する人には向かない場合も
ドミトリーは、夜遅くまで出入りがあったり、いびきがうるさい宿泊者がいたりと、周囲の影響を受けやすい環境です。特に面接前にしっかり睡眠を取りたい人は、やはり費用をかけて通常のホテルに宿泊するのが良いでしょう。
ボストン周辺のホステル
Hi Boston
Hi Bostonは、ダウンタウンの中心部に位置しており、ボストンコモンやチャイナタウン、主要なT(地下鉄)駅から徒歩数分。ボストンキャリアフォーラムの会場であるBCEC(ボストン・コンベンション・アンド・エキシビション・センター)へも、地下鉄とバスを使って30分程度でアクセスできます。なお、徒歩の場合も30分でBCECまでアクセス可能です。

基本は男女別のドミトリールーム(相部屋)ですが、少数ながら個室の用意もあります。ドミトリーにはロッカーが設置されており、貴重品の管理も安心。館内は明るく、近代的な内装で、セキュリティ面も整っています。
ファウンド ホテル ボストン コモン
ファウンド ホテル ボストン コモンは、市内中心部に位置し、最寄りの「ボーイストン駅」から徒歩数分。地下鉄グリーンラインやレッドラインへのアクセスも良好で、BCEC(ボストンコンベンション&エキシビションセンター)への移動もスムーズに行えます。

周辺にはコンビニ、レストラン、カフェも充実しており、限られた滞在時間を有効活用できる環境が整っています。
客室は、プライベートルームに加え、リーズナブルな価格のドミトリースタイルも用意。ドミトリーには**個別ロッカー(南京錠持参推奨)**が備えられており、就活に必要な貴重品の管理も安心です。
また、ホテル内はシンプルながら清潔に保たれており、Wi-Fiも無料で利用可能。面接準備やメールチェックにも支障がありません。
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