ボストンキャリアフォーラム当日の企業セミナー(企業説明会)の位置付けと参加のポイント

企業セミナーとは何か

企業セミナーは、別名企業説明会とも呼ばれている就職活動において初期のステップに登場するプロセスです。国内の就職活動においては、まず企業セミナー/説明会にまず参加が求められ、そしてその後エントリーシートと履歴書を提出することで選考が始まります。

企業セミナーは、学生にとっては企業担当者から直接企業についての説明を聞ける機会であり、企業にとっては、自社に興味を持つ一定数の学生に伝えたい情報を伝える機会でもあります。

いずれにせよ、企業担当者からより多くの情報を得ることにより、双方のミスマッチを減らすことができます。

ボストンキャリアフォーラムの企業セミナーの位置付け

以下がボストンキャリアフォーラムにおける企業セミナーの位置付けです。

国内の就職活動においては、まず企業セミナー/説明会にまず参加が求められると先ほど説明しましたが、ボストンキャリアフォーラムにおいては、事前応募から内定までの流れを見て分かる通り、企業セミナーへの参加は必須ではありません。実際、企業セミナーに一度も参加せずに内定獲得まで行く参加者も少なくありません。

なぜならば、ボストンキャリアフォーでは、企業が欲しいと思う学生は、企業セミナーに参加させずともそのまま事前面接や当日の面接に進むことができるからです。

そのため、万が一事前応募した企業から面接のオファーではなく、企業セミナーに参加する案内が来た場合は、内定までのファストトラックから自分は少し外れてしまった可能性が高いと言えるでしょう。

ボストンキャリアフォーラムの企業セミナーの開催形式は3種類

ボストンキャリアフォーラムでは、会場の種類別に3つのセミナーがあります。

ボストンキャリアフォーラム開催前に開かれるセミナー

ボストンキャリアフォーラムではフォーラム開催前にオンラインで参加できる「オンライン企業セミナー」があります。これは、企業への応募者を増やすことを目的として実施されるもので、ボストンキャリアフォーラムへの参加登録が終わっていれば誰でも申し込むことができます。

ボストンキャリアフォーラム当日開催のセミナー

一方、当日に開催されるセミナーには2つの形式があります。

企業ブースで企業が個別に開くセミナー

まずは、企業ブースで企業が個別に開くセミナーです。このセミナーは通常は予約不要で、時間になったらその企業のブースに行くと先着順で参加することができます。以下はTwitterのセミナースケジュールで、ほぼ一日中開催していたことが分かります。

以下はLINE社のセミナー風景です。

Line企業説明会

 

セミナールームで開かれるセミナー

もう一つが、きちんとしたセミナールームで開かれるセミナーです。セミナールームは企業ブースとは違う場所にあります。2016年は面接ゾーンの横にセミナールームが併設されていました。

セミナー

このセミナールームは、数十人が参加できる規模で、ボストンキャリアフォーラムのサイトからスケジュールを確認することができます。このセミナーは事前予約が必要で、当該企業に応募した後に企業から案内が来るので、そこで予約することができます。

以下はある年のセミナールームでのセミナーの開催状況です。1日目が最も開催数が多く、日を追うごとに少なくなっているのが分かります。また、このセミナールームでのセミナー実施企業数は2011社中26社だけで、これは全体のたったの12%でしかありません。この数からも、ボストンキャリアフォーラムでの企業セミナーのがNice -to ~have的な位置付けか分かると思います。%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-11-20-16-32-44

企業セミナーの参加メリット

とはいえ、参加することに意味が無いわけではありません。以下は参加するメリットです。

メリットその1:企業担当者から直接説明を聞くことができる

企業セミナーはその企業について深く知る良い機会になります。企業情報や採用ホームページには公開されていない情報を得たり、説明する社員の方を通して、職場の雰囲気を感じ取ったりすることもできます。

メリットその2:質問ができる

企業セミナーでは、実際に説明する社員や同席する人事部の人たちから質疑応答に答えてもらう時間があるはずです。これは企業情報や採用ホームページを見るだけでは絶対に得られない機会です。

メリットその3:エントリーの入り口に立てる

ボストンキャリアフォーラム当日の企業セミナーに参加すると、その企業へのエントリーの入り口に立つことができます。具体的にはその場でエントリーシートを書いて提出したり、履歴書を提出したりして、選考の入り口に立つことができます。