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MBA採用は「転職」扱い?内定率と年収を最大化するエージェント活用戦略

MBA採用は「転職」扱い?内定率と年収を最大化するエージェント活用戦略

ボストンキャリアフォーラム(ボスキャリ)に参加するMBAの皆さんは、実務経験を経ての参加となるため、企業側からは純粋な「新卒」ではなく、即戦力の「中途採用(転職)」に近い枠組みで見られています。

だからこそ、学部生と同じようにボスキャリの公式サイトからエントリーするだけでは不十分なケースがあります。そこでMBA生にとって強力な武器となるのが「人材紹介会社・転職エージェント」の並行活用です。

なぜMBA生こそエージェントを使うべきなのか、そのメリットと、ボスキャリ期間中に登録しておくべきトップエージェントについて解説します。

人材紹介会社・転職エージェントとは?

人材紹介会社は、企業からの依頼を受け、要件にマッチする人材を紹介するビジネスを行っています。そこで候補者(皆さん)と企業の間に入り、マッチングをサポートするのが「転職エージェント」です。

ボスキャリにおいては、企業は「公募枠」とは別に、エージェント経由で「非公開のハイクラス枠」募集を行っていることが多々あります。

MBA生がエージェントを活用するメリット

エージェントを利用するメリットは、単なる「求人紹介」にとどまりません。特にMBA生にとっては、年収交渉やポジションの調整において、自分一人で戦うよりも有利に働くケースが多いのです。

求職者(皆さん)のメリット

エージェントを活用することで、皆さんは「プロの商品」として企業に売り込んでもらうことができます。

メリット 詳細
非公開求人の獲得 ボスキャリ公式サイトには載らない、幹部候補や特定プロジェクトの求人にアクセスできます。
年収・条件交渉の代行 MBA生にとって重要なROI(投資対効果)。自分では言い出しにくい年収交渉をプロが代行してくれます。
選考対策の効率化 各業界のトレンド情報、レジュメ添削、面接日程の調整など、多忙なMBA生活の中での就活コストを下げられます。
キャリアの客観視 自分の市場価値が日本市場でどれくらいなのか、客観的なアドバイスをもらえます。

採用企業側のメリット

企業がなぜ安くない手数料を払ってエージェントを使うのかを知ることは、選考攻略のヒントになります。

メリット 詳細
優秀層へのピンポイント接触 数千人の学生の中から、MBAホルダーなどの特定層だけを効率よく探せます。
非公開での採用活動 競合他社や社内に知られずに、極秘プロジェクトの人員を募集できます。
スクリーニング工数の削減 エージェントがある程度フィルタリングするため、ミスマッチや辞退のリスクを減らせます。
成功報酬型 採用が決まるまでコストがかからないため、リスクを抑えられます。

【重要】あなたの市場価値は?エージェントの手数料構造

エージェントが皆さんのために親身になって動くのには理由があります。ビジネスモデルを知っておきましょう。

一般的に、人材紹介会社の手数料は「採用決定者の理論年収の30~35%」です。

例えば、MBAホルダーである皆さんが年収1,200万円で採用された場合、企業はエージェントに約360万〜420万円の手数料を支払います。つまり、皆さんが「高く売れる(=高待遇で採用される)」ことは、エージェントにとっても利益になるため、彼らは本気で年収交渉や選考サポートを行ってくれるのです。

管理人
管理人
私の友人で、外資系コンサルティングファームから独立し、人材紹介会社を起業した人間がいます。彼は現在、外資系法律事務所に特化した紹介を行っています。彼曰く、外資系法律事務所の案件は年収2,000万円スタートの世界。1件成約するだけで約700万円の売上が立つそうです。「成約のハードルは高いが、年間2〜3件決まれば十分に生活できる」と語っていました。これは極端な例ですが、ハイクラス人材の採用には、それだけ大きなお金が動いているということです。

失敗しないエージェントの選び方

星の数ほどあるエージェントの中から、MBA生が選ぶべき会社を見極めるポイントは以下の3点です。

  • 十分な求人数と「ハイクラス案件」があるか
    一般的な新卒向けではなく、グローバル案件や管理職候補の案件を持っているかが重要です。
  • コンサルタントの質
    担当者の質はピンキリです。業界知識が浅い担当者に当たってしまった場合は、担当変更を申し出るか、別のエージェントを利用する判断も必要です。
  • MBA/海外経験への理解
    留学生特有の事情や、MBAの価値を正しく理解している会社を選びましょう。

MBA生が登録すべき国内トップクラスのエージェント2選

ボスキャリと並行して活用すべき、実績・信頼度ともにトップクラスのエージェントを2社厳選しました。どちらも登録は無料ですので、まずは両方に登録し、紹介される案件の質を比較することをおすすめします。

1. JAC Recruitment(ジェイエイシーリクルートメント)

MBA生・海外経験者なら登録必須。ハイクラス転職の決定版

JAC Recruitment

MBA生に最もおすすめしたいのがJAC Recruitmentです。日系企業だけでなく、外資系企業や海外進出企業の求人に極めて強く、利用者の満足度も非常に高いのが特徴です。

特筆すべきは、外資系・バイリンガル専門のチームを持っている点です。英語でのレジュメ対策や面接対策はもちろん、MBAホルダーに相応しい高年収・高ポジションの案件(非公開求人含む)を多数保有しています。ボスキャリの公募枠では見つからない「経営企画」や「事業責任者候補」などのポジションを狙うなら、ここを通すのが近道です。

自由テキスト

2. リクルートエージェント

業界最大手の圧倒的な情報量と求人数

リクルートエージェント

リクルートエージェントは、業界No.1の求人数と転職支援実績を誇ります。非公開求人は10万件を超え、あらゆる業界・職種を網羅しています。

MBA生にとっては、志望業界の全体像を把握したり、日系大手企業の幹部候補案件を探したりする際に非常に役立ちます。また、膨大な過去のデータに基づいた面接対策や企業情報は、選考突破のための強力な材料となります。まずはここに登録して「市場の全体感」を掴むのがセオリーです。

リクルートエージェントの詳細・無料登録はこちら

まとめ:エージェントは「使い倒す」もの

ボスキャリは短期決戦です。限られた時間の中で最良のオファーを勝ち取るためには、自分ひとりの力だけでなく、エージェントという「プロのパートナー」をうまく活用することが成功への鍵となります。

特にMBAの皆さんのようなハイクラス人材にとって、エージェントはキャリアの選択肢を広げ、年収を最大化するための重要なツールです。ぜひ早めに登録し、情報収集を始めてみてください。

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