ボストンキャリアフォーラムにおける面接の種類

 

ボストンキャリアフォーラムにおける面接の種類

よいResumeが土俵に上がるためのチケットだとすると、面接こそが採用の可否を決定する最重要項目だと言ってもよいでしょう。ボストンキャリアフォーラムにおいては、面接は大きく3つの種類に分けることができます。

1.ボストンキャリアフォーラム前の事前インタビュー
2.ボストンキャリアフォーラムにおけるインタビュー
3.ボストンキャリアフォーラム後のインタビュー

1.ボストンキャリアフォーラム前の事前インタビュー

すべての会社ではありませんが、一部の会社は書類選考に通った学生に対し、ボストンキャリアフォーラム前に電話でのフォン・インタビューを実施することろがあります。

この事前面接は、ボストンキャリアフォーラム前に、さらに志望者を絞り込むために行います。2007年度のボストンキャリアフォーラムにおいては、アマゾンジャパンがこの事前フォン・インタビューを実施していました。

2.ボストンキャリアフォーラムにおけるインタビュー

このインタビューが、最大の山場です。ボストンキャリアフォーラムにおいては、各企業2,3回の面接を設定しています。それぞれの面接は30分~60分で、それぞれの面接を突破すればするほど、上位のクラスの面接官が待っています。

これも企業によりますが、求めるスキルセットが明確な企業は、ボストンキャリアフォーラムのみで内定を出すところもあります。例えば、07年のボストンキャリアフォーラムでは、監査法人のデロイトは、ミドルクラス、そしてパートナーの2回のみで終わりだったようです。

3.ボストンキャリアフォーラム後のインタビュー

多くの企業は、ボストンキャリアフォーラム後にも面接を設定しています。ボストンキャリアフォーラムで、ほぼ絞込みを終わっている各社にとって、この事後面接の多くは、最終面接の位置づけということになります。これらの面接が行われる場合は、ほぼ間違いなく役員クラスが登場し、彼らが最終的な意思決定を行います。

問題は場所です。ボストンキャリアフォーラム後は、もちろんそれぞれの応募者は、アメリカの各州へ戻っています。Zoom等のウェブインタビューやアメリカの支社で面接を行う場合は問題ありませんが、中には日本に帰国することを求めてくる会社もあります。

その場合は、冬休みの期間に面接をしてもらうように交渉したほうがよいでしょう。どうしても難しい場合は、自分の志望度をよく考えて、辞退するか否か、決める必要があります。

面接は場数と練習がすべて

面接は、とにかく場数を踏むことが非常に大切です。間違っても、ボストンキャリアフォーラムでぶっつけ本番・・・のような状況にならないように、事前によく練習をしておきましょう。

練習は、友人数人と2ヶ月くらい前から行うとよいでしょう。また、一人のときも、仮想の質問を考えて、それらの質問に対して自分なりの答えを考えておくのもよいでしょう。