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ボストンキャリアフォーラムで4大監査法人(PwC、Deloitte、KPMG、EY)すべてを受け、見事内定を貰った方から、4つそれぞれの採用プロセスを寄稿頂きました。

Big 4を受けるまえに決めておくべきこと

会計では採用がオフィスごとに行われるので、自分はどこに住みたいのか、ハッキリとした意見が必要。働くオフィス、地域の選択はAuditorとしてのキャリア形成に大きく影響する。例えばNYでは金融機関がクライアントの大半を占め、必然的に金融機関専門の監査知識を身につけることになる。サンホゼ、サンフランシスコではシリコンバレーがあるので、IT関連。デトロイトでは車の製造業。シカゴ、ロサンゼルスでは幅広い業種の監査を行うことになる。自分がAuditorとしてどのような専門性を身に着けたいかによって地域を選ぶことが重要である。

会計監査の質問は基本的にみんな一緒

確実に答えられなければいけない必問は以下の通り。

  1. 何故会計を勉強したの?
  2. 何故TAXや財務ではなくて監査をやりたいの?
  3. 何故このオフィスなの?
  4. 何故この会社(法人)なの?

この四つの必問は確実にどこの監査法人の面接受けても聞かれる。それに加え、何故今の大学を選んだのとかも聞かれることがあります。

上記のジェネラルな必問が終わったら、Behavior Based Questionに移る。
よく聞かれることは、以下の質問。

  • 今までチームワークの経験がありますか?
  • リーダーシップの経験がありますか?
  • 今まで一番困難なことは何ですか?どのように乗り越えましたか?
  • 今までで一番忙しかった一週間は?どのように時間管理をしましたか?

この上記の質問をしっかり日本語と英語で答えられるようにしておけば面接はスムーズに進む。

PwCの採用プロセス

NYSE上場企業の大半をクライアントに抱えるとても強いファーム。しかしJapanese Practiceは非上場企業監査グループにはいるので、上場企業を監査することはない。

パートナーの方に、他の4大会計ファームとの違いを伺ったところ、PwCは人を首にしないといってました。デロイトなどは採用人数が多く、その代わり、そのしわ寄せは使えない中堅社員の首切りという形で現れるそうです。PwCは採用数は多くない代わりに、しっかりと社員を育てる企業文化があるとのこと。しかし実際のところのRetantion Rate はそこまで変わらないと思います。日本ではみすず監査法人とパートナー契約をしてるが、みすずはあまり規模が大きくなく日本との結びつきが弱い。なのでJapanese Practice としては日本のクライアントの幅が狭い。半分ほどはアメリカの企業を監査することになる。Japanese Practiceにフォーカスしたい人は向かないかもしれない。

Deloitteの採用プロセス

Japanese Service の規模は大きい。四大監査のなかで一番規模が大きいかもしれない。
特にデトロイト地域ではほとんどの車製造業のクライアントを独占し、他の監査法人を圧倒するほどである。NYでもはばの広いクライアント監査することになるが、NY特有のファイナンシャルファームを監査することはあまりないらしい。NYでの主なクライアントとして三菱、三井などがある。
自分たちのことをよくオープンな会社と表現する。

2010年、2011年とロサンゼルスキャリアフォーラムに唯一参加している監査法人。2009年以降の悪経済により、他の監査法人は採用人数を縮小したにも関わらず、デロイトは採用に積極的であった。他の監査法人はロサンゼルスキャリアフォーラムの参加をやめたが、デロイトはロサンゼルスに参加。デロイトでの就職を考えている人はロサンゼルスのキャリアフォーラムにも参加したほうがいい。NYオフィスなどは大半がロサンゼルスキャリアフォーラムで決まるらしい。

(面接官)米州副統括 トライステート統括リーダー:
彼との面接は、少し変わっていて、自分のレズメに書かれていることを、上から順序を追って、5分でPRするように言われる。なので、当たり前だが、レジェメにはPRできることしか書かないほうがいい。簡潔に、PRできることを全部はきましょう。

まず電話面接がはいる。日本人のマネージャーと外国人のマネージャーとの電話面接の後、ボストンでの面接予約。ボストンではパートナー、シニアマネージャー、外人の人事の人と面接の後、ディナーアポイントメント。質問内容は一番上に説明したものとほぼ同じ。

KPMGの採用プロセス

よくKPMGの社員の方々は自社の社員のことをFriendlyな人達が多いと表現する。NYでのJapanese Practice は結構強い。KPMGは基本的にファイナンスに強みを持つが、Japanese Practiceはファイナンシャルファームを監査することはない。NYのJapanese Practiceでは製造業やリテールのクライアントが多いとのこと。監査部門の日本人はやく40人程としっかりとした規模を持つ。経験を積むとアメリカ人に交じってNYSE上場企業の監査にも携われる。これは他の監査法人ではあまりない機会である。Japanese Practiceの主なクライアントとしてパナソニック、住友商事、電通などがある。

面接の流れとして、最初にマネージャーとの電話面接、英語のスクリーニングの電話面接、マネージャーとの電話面接、そして面接予約の流れ。

KPMGのオフィスに招待され、日本人のパートナー一人と外人のマネージャーとパートナーと面接があった。外人マネージャーとの面接の中で簡単なケーススタディを出されました。Acct201レベルの問題なのでビビる必要はなし。

出されたケーススタディの内容

  1. 車の製造業者が車を10000で売りました。2000を現金で8000を後で受け取ります。どんなジャーナルエントリーが必要ですか?
  2. 後で集めるはずだった50%のお金が集められなくなりそうです。必要なジャーナルエントリは何ですか?
  3. 設備を12000で購入しました。ジャーナルエントリーは何ですか?
  4. Fiscial Year の終わりに気をつけなきゃいけないことは何ですか?(上で購入した設備について、Depriciationを記入しなければいけないが正解。)

外国人と英語面接する際、How are you?と聞かれたときは、緊張していてもI’m nervousなど、ネガティブな発言は厳禁。面接官が使用する面接チェック欄の最後の項目に、「もし重大なタスクが与えられたとき、あなたはそれをこのCandidateにまかせられますか?」というYes, No Questionがあり、それにYesとマークされないと内定は遠のきます。

E&Yの採用プロセス

ボストンでは、一次面接はマネージャーとの面接、二次は英語面接、三次はパートナーとエグゼクティブマネージャーの二人を相手に面接。
E&Yの面接はもう少しテクニカルな質問が多い。たとえば「アカウントの中で、リスクの高いアカウントはなんですか?」などの質問が一次面接ででてくる。
三次面接では「監査の授業でどのようなことを学びましたか?」「監査をするなかで留意しなければいけないリスクはなんですか?」など監査の授業をとっていなければ難しいそうな質問。答えとしてはBusiness RiskやInherited Riskなどが正解。そして、具体的にそのリスクの説明を求められる。その後ディナーの招待。

eyboston

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