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「たった3日間で、有名企業から内定が貰える」

日本で就職活動をしている学生が聞くと、耳を疑うような話ですが、これはボストンキャリアフォーラムでは本当です。

しかも、少なくない企業が、2日目に内定を出します。

なぜ、こんなことが起きるのでしょうか?

今回は、出展する企業の立場から、ボストンキャリアフォーラムを考えてみたいと思います。

企業活動は投資と回収から成り立っている

ボストンキャリアフォーラムに出展している企業の人事部で働いている友人に、なぜボストンでは内定がすぐに出るのか?
という質問を聞いたときに帰ってきた言葉がこれです。

「投資は、採用という形で絶対に回収しないといけませんから。」

企業活動はすべからく、投資と回収から成り立っています。

メーカーの場合は、原材料を購入し、加工し、利益を乗せて販売する。

採用活動も同じです。採用活動にはコストがかかります。
そして、このコストは「採用」というアウトプットを出すことを義務付けられているのです。

ボストンキャリアフォーラムにかかる費用

ボストンキャリアフォーラムに出品している企業が、この3日間のためにどれだけのコストを支払っているか、皆さんはご存知でしょうか?

数年前の情報がベースではありますが、手元に出展社用の資料があるのでご紹介します。

◆基本料金
・1ブースの基本料金:180万円
 ※通常は2ブース程度を確保。大手企業は4ブース確保も。

◆オプションサービス
・オンライン上での求人情報掲載、応募者管理システム利用料:60万円
・Webメールシステム:40万円
・アポイントメントシステム:30万円
・先輩と歩く会社フォトツアー:46万円
・企業研究ページ:70万円
・各種バナー掲載:50万円
・CFN Magazine掲載:60-100万円

いかがでしょうか?

上記のコストに加え、当日の採用スタッフの工数、ホテル代、旅費などがかかってきます。

総額で、ざっと1千万円くらいのコストがボストンキャリアフォーラムにかかっているのです。

よい学生は企業間での奪い合い

リクナビを使うだけで、何万人も集まる日本の就職活動とは異なり、ボストンキャリアフォーラムにでは、数千人しか最大母数がありません。

これは、企業の側から見ても、よい学生をライバル企業と奪い合いが発生することを意味しています。

いずれにせよ、こうしたコスト意識を持っていることは、ビジネスマンとしては非常に大切です。

自分を購入(採用)してくれることは、1千万円というコストに見合っているかどうか、よく考えてみて下さい。

もし見合わないと思うのであれば、どうしたら自分の値段を上げることができるのか、もう一度検討してみるとよいでしょう。